こんにちは!
高尾の歯医者、東浅川歯科診療所です。
今回は乳歯のむし歯についてお話しします。
乳歯は、大人の歯よりもむし歯になりやすいといえます。
むし歯になってしまったら悪化が早いのも、乳歯の特徴です。
今回は、乳歯がむし歯になりやすい理由と、乳歯のむし歯を放置するとどうなるか、また乳歯のむし歯の予防法についてもお話したいと思います。
【乳歯のむし歯は悪化しやすい】
歯は、もっとも表面のエナメル質、その下の象牙質、さらにその下の神経などが通っている歯髄で構成されています。
乳歯は、エナメル質・象牙質ともに薄く、大人の歯の半分くらいしか厚みがありません。
やわらかく、酸に弱いため、むし歯になると、あっという間に進行してしまうのです。
【乳歯のむし歯は永久歯にも悪影響?】
「乳歯がむし歯になって失っても、永久歯が生えてくるから大丈夫」と考えるかもしれませんが、その考え方は危険です。
7歳頃になると乳歯から永久歯への生えかわりが始まりますが、生まれて4~5カ月の赤ちゃんの頃に、すでに乳歯の下に永久歯の歯の芽がつくられているのです。
それがどうして危険なのかというと、乳歯がむし歯になると永久歯もむし歯になるリスク、歯並びが悪くなるリスク、こうしたリスクを抱えてしまうからです。
【外見や健やかな成長にも大きな影】
乳歯がひどいむし歯になると、むし歯菌が膿になって歯の根にたまります。
その下から永久歯が生えてくるため、生えてきた時にはすでに永久歯もむし歯になっていた、という状態になることも。
また、膿を避けて、永久歯がU字型の歯列から逸れ、あらぬ方向から生えてくることがあります。
そうなると、歯並びがガタガタになってしまいます。 ひどい時には、生えてくるはずの永久歯が生えてこないという問題もあります。
歯並びが悪くなると見た目に大きく影響しますが、それ以外にも噛みにくい、歯みがきしにくいという問題が起こり、健やかな成長や心身の健康にも影を落とします。
【感染の窓、6歳臼歯に気を付けて】
乳歯のむし歯を予防するためには、まずは感染の窓といわれる1歳半~3歳までの時期に、お母さんや周りの大人から、赤ちゃんにむし歯菌が移らないように気をつけること。
細菌は、どうしてもいずれは移るものですが、移る時期をできるだけ遅くすることで、赤ちゃんがむし歯になりにくいお口の環境を手に入れることができるのです。
また、6歳頃に乳歯の歯列の後ろに生えてくる一番最初の永久歯6歳臼歯を、むし歯にさせない努力も大切です。
6歳臼歯からむし歯が始まり、お口全体に広がってしまうことが多いのです。
仕上げみがきや歯みがき後のチェックなど、保護者の方が気を付けてあげてくださいね。
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